診察室の簡易手作りペン立て 新型コロナ感染症対策
■経緯
新型コロナ感染拡大に伴い、
ほぼ全ての人がマスク着用し、
色々なところに消毒液が設置され、
換気も徹底され、
間隔をあけて並ぶようになり、・・・
色々な対策がされています。
色々な対策の中で、
先日次のような感染症対策を目にしました。
「消毒済みボールペンと使用済みボールペンを分けている」
ボールペンを使用する際に、
消毒済みの方からボールペンをとり、
使用後は使用済みの方へボールペンを戻す
という接触感染に対する感染症対策です。
「診察中にメモしたいけどボールペンを忘れた」
「(時期は過ぎましたが)診察中にインフルエンザ予防接種を希望され、その場(診察室の中)で問診表に必要事項を記入していただくためボールペンを渡す」、
というようなケースが時々あります。
そんな時、
消毒済みだとわかるボールペンを渡すことができれば患者さんは安心できると思い、
診察室に簡単なペン立てを作ってみました。
■制作
材料は硬いタモ材(端材)にしました。
上から見ると、かなり反っているのがわかります。
反りを直して切りました。下写真の左側を使用します。
角を丸くして文字を入れました。塗装はオスモカラーのノーマルクリアーというものを使っています。
上から穴をあけ、左側に消毒済みのボールペンを立てます。
消毒済みのボールペンを患者さんに使用してもらい、終わったら右側の使用済みの方に立ててもらいます。
使用済みのボールペンは再度消毒してから消毒済みの方に戻し、これを繰り返します。
作って約1週間になりますが、今のところ誰も使っていません(大好評です‼と書きたかった((-.-))。
これから役立つと良いと思っています。
今後は受付にも作る予定です。
■おまけペン立て(ついでの作品)制作
自分用の簡易ペン立てもついでに作りました。
普段使っているボールペンです。
下写真の桜の木の枝がペンを立てる部分になり、オレンジ色の花梨材が土台になります。
桜の木の枝を切って穴をあけ、土台の花梨材も切りました。
土台の周囲は丸く加工し、桜の木の枝と花梨材はダボ継ぎで強力に接合しています。そのため簡単には壊れないようになっています。塗装はオスモカラーのノーマルクリアーです。
ペンを立ててみました。良い感じです。
今後は自然木の作品を増やしていきたいと思っています。