二刀流‼ 漢方治療と西洋治療
■二刀流‼ 漢方治療+西洋治療
■漢方薬は素晴らしいが万能ではない
漢方薬は体に合うものであればとてもよく効き、
「素晴らしい」
です。
でも、残念ながら万能ではありません。
そのため漢方薬のみ(一刀流)で健康を保てることもありますが、
人によっては
漢方薬に加えて西洋薬の力も借りること(二刀流)で健康になれることもある
のです。
例えば、糖尿病でインスリン注射をして血糖コントロールをしている人が、インスリンをやめて漢方薬で血糖値を何とかできないか?
と言われてもお手上げ状態です。
前述したように漢方薬は素晴らしいけど万能ではなく、インスリンで血糖値を下げるのと同じような効果を漢方に期待しても、無理があるのです。
この場合漢方治療ではなくインスリン注射という西洋治療が必要なのです。
血圧を下げる、血糖値を下げる、コレステロールを下げる、尿酸値を下げる、
上記は西洋薬の得意分野であり、漢方薬の苦手分野です。
■西洋薬も万能ではない
西洋薬も(漢方薬と同様に)とても素晴らしいものですが、これまた万能ではありません。
例えば、冷え性を西洋薬で治したいと言われても治療法がなく、その場合は漢方薬の出番になります。
■漢方薬と西洋薬の併用でより健康になれることもある
例えば高血圧で冷え性の人の場合、
高血圧→西洋薬で治療
冷え性→漢方薬で治療
というように二刀流にすることが望ましく、
それぞれの得意分野で治療することで健康になれるのです。
繰り返しますが、お互いに得意分野が異なり苦手分野もあるため、どちらか一点張りになる(一刀流の治療)のではなく、
「両方のいいとこどり」
の治療(二刀流の治療)が最良と言えます。
「西洋薬は絶対嫌だ」という人もいますが、症状や疾患によっては健康に不可欠な場合もあるのです。
また、同様に「漢方薬なんて効かないから嫌だ」という人もいます。
そのような人で考えられるのは、以前漢方薬が不得意な疾患なのに漢方薬を内服したので効かなかった、または合わない漢方薬を内服したので効かなかった、その2つのどちらかを体験したからか、または先入観によるものでしょう。
漢方薬、西洋薬のどちらか一点張りにならず、
二刀流で健康になりましょう。
■健康(=最高の財産)を二刀流の治療で手に入れる
健康は、最高の財産です。
なぜならば金銭的な財産が多かったとしても、不健康で体調が悪いと楽しく生活ができないからです。
そのため金銭での財産以上に、
健康でいられることがもっと重要な最高の財産
であるので、特に中年以降の人は健康に投資することを惜しまない方が良いでしょう。
ただし間違った健康知識で投資すると、お金をドブに捨てるのと同じになるので、自己流は避けた方が良いです。
最高の財産である健康を、二刀流の治療で手に入れましょう。