インフルエンザ予防注射①(どうやって効き目が出るのか?)
インフルエンザ予防注射をすると、どういう仕組みで効果が出るのか を説明します。
まず、予防注射の液の中身はどういうものかを知りましょう。
予防注射の液の中身=インフルエンザをうんと弱くしたもの です。本物を体に入れると発症してしまいます。弱くしたインフルエンザをあえて体に注射するのです。
すると、体は、弱くしたインフルエンザと頑張って戦い、体の中にインフルエンザをやっつける物体が作られます。
この物体が抗体です。この抗体は、次に本物のインフルエンザが体に入ってきたときにやっつけてくれるのです。
まとめると、①→②→③の様になります。
①インフルエンザを弱くしたものを体に注射する=予防注射
②インフルエンザをやっつける物体(抗体)ができる
③本物のインフルエンザが入った時にやっつけてくれる
次回は、予防注射の効果が高い人・低い人について説明します。