自作【足踏式消毒スタンド】手を触れないでアルコール消毒できる‼ 院内手作り作品⑩
自作 足踏式消毒スタンド第1号
です(一番下に動画があります)。
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新型コロナ感染拡大に伴い、いろいろなところで消毒液が設置されています。
手押し式消毒液の場合不特定多数の人が使うため、
「手を触れないで消毒したい」
と感じている方もいるでしょう。
手を触れないで消毒する場合は、センサー式か足踏式が必要になります。
木工が大好きな自分は、足踏式消毒スタンドを作ってみたくなりました。
いつものようにさっそくホームセンターに行って材料集めです。
採用した木は、柔らかくて強度があり加工しやすい松の木(パイン材)です。その他、押しバネ2個、8㎜ボルト、引き出し用スライドレールなども使いました。
なるべくビスを使わないのが自分の木工コンセプトです。
柱の棒と上下の板は、頑丈なホゾとホゾ穴にして接合しました。
ホゾ加工には鑿(ノミ)が大活躍します。一番上の消毒液を乗せる板の四隅は後で丸く成形し、形を変えています。
ホゾ先に接着剤をつけてホゾ穴に差し込みます。
きつい接合にすることで強度が出ます。
ビスなしでがっちり固定できると、家具職人になった気分になれます。
完成写真です。汚れが目立たないように、こげ茶色に塗装しました。
画像が分かりにくい場合は、大きな画像の院内手作り作品集
をご覧ください。
高さの違う他の消毒液ボトルでも使えるように、また消毒液本体を取り外しできるように、一番上の部分にはアジャスターボルトをつけて高さ調整できるようにしました。
棒の上のⅬ字部分も、ビスを使わずにホゾとホゾ穴により接合しています(接合前の写真を撮るのを忘れてしまいました)。
Ⅼ字型にただ接合するだけでは面白くないので、角を曲線にして、先端は斜めにし、鳥のくちばしのような形にしました。
上下に動く縦の棒は、引き出し用のスライドレールを利用することでスムーズに動くようになっています。
足で踏む部分には、ゴムシートをつけました。
古くなったら取り換えできるように、接着せず皿ネジで固定しています。
からくりは、次の❶~❹です。
❶足でゴムシートの上を踏む。
❷下写真の押しバネ(背面側)が押されて真ん中の縦の棒がスライドレールに沿って下に下がる。
❸❷に伴い、上にある消毒液も上から下に押されてアルコール消毒液が噴射される。
❹足をはなすと押しバネが元に戻り、消毒液を押した縦の棒も元の位置に戻る。
自作:足踏式消毒スタンドの動画です。
さっそく来院さんからお褒めの言葉をいただきました。
木工の面白いところは、作り方に決まりがなく自由に作れるところです。はじめにイメージした形と少し違う形で完成しましたが、とりあえず成功しました。
来院される方はぜひ使用してみてください。また、感想も聞かせてください。
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第2号の足踏式消毒スタンドはDIY初心者でも簡単に作れるもので、作り方も詳しく説明しています。
第4号はさらに簡単に作れます。